2021年10月~2022年9月にかけて、パーソナルトレーニングコースを受講いただいた方の受講目的・内容などをまとめて紹介いたします。
なお、2021年版はこちらからご覧いただけます、ぜひご参考ください。
受講者が取り組んでいるスポーツと年齢
受講者の中には昨年夏からの継続の方もいらっしゃいます。(年齢は受講開始時)
- フィギュアスケート:6名(男女、小2~中1) *1名は遠方(関西エリア)のためオンライン受講
- チアダンス・チアリーディング:2名(女、小3・小6)
- 野球:1名(男、中1)
全体的にはフィギュアスケート競技者の割合が多かったです。
体験のみの参加で上記以外のスポーツ競技者では、バレエ、サッカー、フラダンスなど。
ちょっと変わったところでは、「姿勢を矯正したい」という中学生もいらっしゃいました。
受講コースの期間はほとんどの方が10回(3ケ月)のご利用です。
夏休み・冬休みを利用するケースもあれば、夏休みなどはむしろ競技の方の練習が多くなるため授業期間に通うケース、コンスタントに通年継続、など、みなさん無理のないペースで通える期間に利用されています。
スタジオとしても、パフォーマンスアップはもちろん、なるべく受講生自身で考えながら練習に取り組んでもらい、日々の振り返りを習慣づけていただきたいので期間に余裕のある10回コースがおすすめです。
共通する課題①:柔軟性強化
みなさんそれぞれの目標はさまざまですが、共通する課題がいくつかありました。
まずは柔軟性。
昨年に比べて男の子の参加が増えたというのもありますが、股関節や骨盤周りの柔軟性に課題を感じていた児童・学生が多かったです。競技の特性上「180度は絶対」というリクエストもありました。
太ももの筋肉は、ある程度ストレッチを積み重ねるとわりと早い段階で変化を感じ取ることができるのですが、骨盤周りの筋肉やおしりの筋肉が硬いと、どうしても時間がかかります。
スタジオでのトレーニングだけでなく、自宅でのストレッチもなるべく毎日できるように、トレーニングメニューの工夫を積み重ねていきました。
なお、Yさん(野球)のメイン目標は短距離のタイム向上でしたが、捕球動作などで柔軟性も求められるため、トレーニング後半では柔軟性を上げるような内容も取り入れていました。
上の写真の1週間後が下の写真ですが、踏み込める距離が少し伸びたのと、しっかり体重をかけられる体勢を取れるようになってきていました。
*計測数値はDART FISH:https://www.dartfish.co.jp/ を利用
ちなみに、股関節の柔軟性を上げすぎると短距離タイムの向上に影響する可能性があるため、短距離を走るときには意識する筋肉や動作のポイントを再度確認してから練習に取り組むことが大切です。
共通する課題②:体軸の感覚をつかむ
そしてもう一つが「体の軸」を理解する感覚。
これは、子どもに限らず大人でもむずかしいことなので、言葉でいろいろ説明しても伝わりづらいものです。
スタジオのトレーニングでは、布やフープ(鉄の輪っか)にぶら下がったり、逆さまになったりいろいろなポーズをすることで、その動作の重心にあたる部分に「グーっ」と力が加わるような感覚を感じ取ってもらうところからスタートしています。
一度、その感覚をつかめると、ふだんの練習のときにも重心を意識しやすくなったり、分からないなりに「どこが体の軸になるのか?」を考え始めることができてきます。
それが積み重なってくると、常に体軸を意識できるようになるので徐々にパフォーマンスも上がってきます。
トレーニングをするときは「何の目的で行うのか」をいつも意識しよう
受講生および保護者の方からいろいろな質問をいただきますが、比較的多いのが
「こういう筋トレを教わりましたが、ちゃんと効いてるのでしょうか?」
というニュアンスのご質問です。お気持ちはすごく良くわかります。
同じトレーニングが続くと体勢に慣れてしまって、最初は意識できてたこともだんだん忘れてしまうというのはよくあります。
たとえば画像のような体勢で、足首(アキレス腱)のストレッチをするときに「上半身でひざを押す」に意識がいってしまうと肝心の「かかと」が床から離れていることに気づきにくくなります。
かかとが床にしっかりついているほうがストレッチ効果は高くなりますので、このような場合には「かかとが床から離れないように」を第一優先に意識して、そのうえで上半身でひざを押すという流れのほうが良いです。
どこの筋力や柔軟性を強化するトレーニングなのかを毎回意識して実施することが大切です。
なので、ストレッチや筋トレを教わったときには、形をマネるというよりも「どこに力を入れるのか?」「どこを意識したらよいのか」を、確認して、可能であればすぐにメモしておくことをお勧めします。
パーソナルトレーニングではこうした意識づけも受講者に根付くように指導していきます。
練習ノート(スポーツノート)を取り入れた事例もありますのでぜひ参考にしてみてください。
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体験版として下記リンク先のA.をご体験いただく予定ですが、継続コースについては、受講者の年齢、競技歴、トレーニング目的などによって異なります。
関西エリアの児童の受講例
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