今の仕事

アドバイスの受け方

投稿日:2017年6月5日 更新日:

自営業をしているといろいろな場面で人からのアドバイスを受けたり、こちらが相談をお願いしたりということが多々あります。

会社員の時とは違ってアドバイスを受けたいことや受けることの内容が幅広くなりました。

それだけにこの一年、アドバイスを聞く、ということについて思うことがたくさんあったように思います。

 

ということで今日は、意見を求めたり相談する、アドバイスを受けることについて書きます。

 

 

アドバイスを求める前に、問題を自分で整理

 

まずは自分が誰かに意見を求めたい場合。

この場合は、相談相手の時間を取ることになるので「何を相談したいのか」は明確にしておくのが礼儀です。

 

友達に「相談したいことがある」と言われて、

取り留めもない話をされたら困りますよね、というかイラッとしませんか?

 

  • 何に困っていて
  • 自分はどう考えている

 

そこは少なくとも明確にしていないと相談された側も話を聞きづらいので、

この2点は最低限のポイントと思います。

 

 

相談したいことには具体性を持たせる

 

相談したいことはハッキリしてるけど具体性がない、これも相談相手を困らせる要因になります。

 

例えば

  • 転職した方がいいか悩んでいる
  • 起業したいけど本当にできるかどうか不安

みたいなのは相談ではなく、相手に丸投げしているのと同じ

こんな状態で相談されても「私の知ったことではない」って感じですよね。

 

聞きたいことが具体的になるまでまずは自分の頭で考えよう。

さっきの例で言えば

  • どうして転職したいのか
  • 転職したことを考えたときに何に悩んでいるのか
  • 転職しない場合はどう考えているのか

自分の考えを深く掘り下げていけば必ず具体的になります。

 

人の時間をもらう以上、それくらいは準備しておくべきと思います。

 

 

何に困っているかわからない場合

 

とはいえ、自分が何に困っているのかわからない、誰かに一緒に考えてほしい、みたいなこともあるかと思います。

私も自営業になって何度もありました。

 

  • よく知らない分野で、かつ、調べてみたものの、頭に入りづらい内容
  • いろいろな問題がとっ散らかりすぎてうまく整理できない

など。

 

このような場合は、まずは少なくとも

  • やりたいこと
  • このように考えてみた、が、うまくいかなかった

という感じで、自分がトライした思考を整理しておくと、相談した相手側もこちらの悩みの糸口をつかめます。

 

 

聞きたいこととポイントがズレていた場合

 

また、あらかじめ相談したいことを「こういう観点で考えた時にどう思うか?」と、

こちらの聞きたいポイントを最初に伝えても、そのポイントを無視してアドバイスをもらうケース。

 

結構これは、相談あるある、なのではないかなと思います。

 

私の経験上、そもそも~という出だしの場合は、こちらが聴きたいこととズレてることが多いですね。

相談された方は、「そもそも~」で切り替えて自分の話しやすい視点に変えてしまう。

 

 

このような場合、私は一旦ある程度聞いたあとにタイミングを見て一度は

「こういう観点からはどうかな?」とトライします。

それでも聞きたいこととズレている場合はお礼を述べるにとどめます。

 

 

 

お願いしてもいないのにアドバイスをしてくる人への対処

 

コレは自営業になって頻度は上がったような気がします。

 

相手は良かれと思っていろいろ話してくれるので、断るのもはばかれる。

でも、内容によってはイラッとすることもあるし…

 

特に、自分の嫌いな考え方や既に検討した視点からアドバイスを受けると、

「いや、そういうことも分かってるし、検討して採用しなかったんだし」

という気分になります。

 

私のスタジオでも、ホームページのお問い合わせから意見なのか要望なのかわからないメールが時々来ます。

来店いただいたお客様なら対応もできますが、来店したいのか、ただ言いたいだけの意見なのかわからないので困ります。

 

こうした場合、知らない人からメールで来たものはスルーします。

最初は、ご意見ありがとうございます、くらい返した方がいいのかなとも思いました。

しかし、メールを送った人はどんな思考回路の人かわからない以上、下手な返しは後々面倒になります。

なのでスルー。

 

知り合いから対面で意見やアドバイスを突然受けた場合は、一旦聞きます。

少なくとも相手の考え方は多少想像がつくので、

「あぁ、こういう考えの人はそう思うのね」

ということが分かるのは、ある意味、ありがたいことです。

 

今は自分の考え方とは違うかもしれない、けれど、人間いつ考え方が変わるとも限りません。

 

私のように自営業の人は、事業方針を変更せざるをえない場合もあるかもしれないし、

日々、思考というものは変化するものだと思います。

 

例え、おせっかいだな、と感じても、対面で受けたアドバイスは聞くことにしています。

ただし、仕事に関することは、に限るかも。

 

仕事以外のプライベートなことにアレコレ言ってくるおせっかいさんは、適当に聞き流します。

 

 

経営に関する相談は人に解決されるものでない

 

人にアドバイスをいただく、ということを通して、この一年で学んだことがあります。

 

私は経営に対して思い入れが強いし、自分のこうしたい、という気持ちがハッキリしているので

経営の悩み、資金繰りや売上の上げ方は自分で解決するしかないんだな、ということ。

 

経営に関わらず、自分のことはそもそも全てそうなのかもしれませんが。

 

経営をされている方は

不安に思うことがあると経営コンサルタントとかのアドバイスを貰った方が…とよぎることがあるかもしれません。

 

しかし

自分の事業をどうしたいのか、という部分が根底になければ結果的には上手くいかない

と思います。

 

そして、一人ひとり考え方が完全に一致することはありえないので

自分の事業に対する想いをコンサルタントが同じように理解できるわけはない。

 

なので、経営コンサルタントに相談しても

得られるのは他社事例であって、自社に合った解決策ではない

と思った方が良い、というのが私の考えです。

 

 

まとめ

ということで、アドバイスについてのまとめ

人に意見を求めるときは、まずは聞きたいことを明確にする。

何がわからないのかわからない場合も、考え方を伝える。

知らない人からのおせっかい系アドバイスは、スルー、それ以外は聞く。

経営に関する悩みは自分にしか解決できない。

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(旧HNはモルト) 会社員を経て2016年より独立。エアリアルフィットネススタジオWeBA(ウィーバ)を運営。 これまで経験したこと、起業にまつわるアレコレ、日々の仕事、趣味など発信していきます。ブログについてはこちら