仕事について最近気づいたこと、仕事の進め方や考え方が会社員時代のやり方に縛られている、ということ。
悪いことではないけど、今の自分の力量でやろうとすると無理があるアプローチだな、と思っています。
ということで今日は一人経営者の仕事の進め方について。
逆算の考え方に行き詰る
会社員時代の仕事のやり方は「目指すべきゴールを決めてそこから逆算してやるべきことを決め、タスクに落とす」。
チームにしろ個人にしろ進捗確認を定期的にして、期日までに完成度高いアウトプットをすること。
これが基本でした。
ゴールが何なのか見えない業務の場合は「まずは仮説を立て検証、当たりがついたらゴールを決めて取りかかる」という流れです。
逆算して考える、というのはいずれにしても基本。
今の仕事も基本的には、逆算の考え方でできる仕事もあります。
ですが、新しいサービスを作る、売る、ということについては、
この逆算アプローチに縛られていると一向に進まない!という状況に陥ります。
仕事が進まない理由①逆算が成り立たない
サービスを一人で作るというのはゴールが何かを決めるのが本当に難しいし悩むしブレまくります。
会社員時代にやった、ゴールが何か分からな業務のプロジェクトは確かにゴールは分からないのだけど
何かしらロールモデルにできるものが社内外にあったのだと思います。
当社では初めての案件だけど、こういう事例を参考にすればできる、
または、他社事例はないけどゴールがどうなっていると一番良い状態なのかを想像しやすい、など、とにかくイメージを描きやすかった。
だけど今はゴールが難しい。
売上を立てる、お客さんを呼ぶというのは最終ゴールなものの、営業アプローチ先がない現在は、本当に何をやったらその先の効果をあるていど想定できるのかが描けない難しさがあります。
仕事が進まない理由② アタマが一つしかない
当たり前なんですが、考えるアタマも検証するアタマも練り直すアタマも一つしかない。
最初から分かっていたことですが、時間の経過とともに何も生み出せないんだ、という気持ちがより強く感じます。
自分とは違う視点、視座が無いというのは本当に煮詰まるとキツイです。
幸い、周囲にある程度相談できる人がいるので、煮つまったら話をして考えをリセットしたり方向転換できますが
完全に一人だとかなり時間もかかるしメンタルもやられる。
時間ばかりが過ぎて何もアウトプットできないと焦るし、良いアイデアも浮かばないという負のスパイラルに!
逆算の考え方をやめる
効率性を求めて逆算で考えようとしても上手く行かずに焦るくらいなら
その考え方は止めたほうがいいと気づきました。
というか、相談した人に指摘されました。
「上手くいってるやり方を真似したり、過去の経験したやり方に最初は縛られるけど、
そのやり方でできるだけの人数や能力があるのかどうか考えないとね。
あと、描いているゴールイメージがそれであっているかも分からないわけだし。」
と。
確かに…
私の場合、昔から無理なことでも気合いで「エイヤっ」とやってきてしまったため
こんな当たり前のことに今さら気づきました。
視点の違うアタマは気合いではどうにもなりませんしね。。
まとめ
逆算アプローチにこだわらず、進めるためには積み上げから考えていくことも大事だな、と今は柔軟なやり方に切り替えています。
あとは、できるだけ人に会って話す機会を増やすことって大事だな、と思いました。
この一年、それはゼロではないけどかなり少なかったので、意識して行こうと思います。
ライフネット生命の出口会長もおっしゃっていました。
「生産性を上げるには人・本・旅」と。
旅は旅行ということではなく「現場に赴き情報を感じ取る」ということ。
生産性を上げるのは、人•本•旅。今期は実行しようと思う!
長時間労働の良さを主張する質問に対する切り替えしに納得。https://t.co/FcFW848ysx
— モルト(スタジオ運営中) (@molt_warehouse) 2017年6月26日
行き詰った時にはこの記事、オススメです。