こんにちは、モルトです。
先週エントリーシートについて書きましたが、今日は面接について書きたいと思います。
今月はやっぱり就活ネタが気になります。
私は、新卒採用に携わっていた時には採用・不採用の判断をする側でしたが、
一方で、学生時代の就活や、これまでの転職において不採用通知を受けたことも当然あります。
新卒採用と中途採用では、応募者に求められていることや応募経路が違いますが、
「不採用通知をする」という行為については共通なので、企業側、応募者側で思ったことを書きます。
<企業側>
新卒採用においては不採用の理由を具体的に言うことはやはり避けたいことです。
理由は、いくつかあげられます。
・一次面接では、特に、通過できない学生の割合が高く、すべてに対応することは現実的に無理がある。
・不合格の理由を基に、ダメだったところを改善したいという気持ちはわからないでもないが、
評価軸や採用人数が会社によってバラバラである以上、他の会社で活かせるとは限らない。
むしろ逆効果になることもありうると思う。
・不合格の理由を適切な表現でできない場合がある。いわゆる、フィーリングが違う、とか、
なんとなく合わないのでは、といった感覚の問題。
<応募者側>
・学生時代、就活で不採用通知を受けた企業の最終役員面接で、
話もスムーズに進み雰囲気も良かったので「もしかしたら通るかも」という期待を抱きつつ、
一方でどこかでしっくりしない、変な違和感が残った。
それもあって、結果を聞いても「やっぱりな」と納得感があった。
・転職活動中にエージェント経由で聞いた、とある会社の不採用の理由が
「業務に必要なスキルがマッチしていない」と言われたこともあり、
それは面接時のコミュニケーションを含めてそのように判断されたのか、
それとも単なるこれまでの経歴だったのか不明。
後者だったら書類で落としておけば済む話でわざわざ面接する必要もないため、
釈然としなかったこともあった。
就活でも、転職でも、面接がしばらく通らず落ちることが続いた経験もあるので、
その時は「なぜ面接に通らないんだろうか」と悩んだときもありました。
しかし、振り返って考えてみれば自分が応募する側だった場合も、
ダメな時はなんとなくそんな予感もしていたし、理由を聞いたところで、
「何か変わっただろうか?」と考えてみても、最終的には「合わなかったんだな」
という感想に終わっていたような気がします。
ということで、就活では、企業側の立場が強い以上、学生が納得するような不採用の理由はまず開示されることはなく、理由を問い合わせたところでおそらくモヤモヤが残るだけなので、「縁が無かった」と割り切るのが良いと思います。
企業側も、選考途中の学生や内定を出した学生から、たくさんの「辞退」を受けます。
その意味では、企業も学生から「NO」と言われているわけなので「人の採用は、やっぱり運と縁だなー」と
採用業務に携わって実感しました。
エントリー辞退や内定辞退をしてきた学生に対しては、聞ける範囲で理由を聞いていましたが、
結局この場合も「合わなかった」ということになりますね。
企業は、選考不合格や不採用の理由を言わないけど、
選考辞退や内定辞退をした学生には理由を尋ねている・・・仕方ないけど、理不尽・・。
ということも改めて実感しました