先日、ちょっとストレスに感じることがアタマから離れず、イライラしている時が数日ありました。
その時の心拍数が想像以上だったので、今日はストレスと心拍数の話。
(2018.9追記)
PULSENSEの測定結果は「脈拍」を測定しています。
通常、脈拍数と心拍数は原則として同数値になるため同義語として扱われているようなので、当ブログでも同義として扱っています。
しかし厳密には、次のような違いがあります。不整脈のある方は確かに心拍数との違いが出てきますね。
厳密には脈拍数と心拍数は違う意味を持ち、 特に不整脈の場合にはそれぞれの数値に差が現れます。まず、脈拍数とは全身の動脈に生じる拍動数を指します (橈骨動脈で触診できる数)。
一方、心拍数とは心臓が全身に血液を送り出す拍動数を指します (心臓の収縮/心電図で得られる数)。
臨床でもよくみられる不整脈の中で、 心室性期外収縮を例にとると、 心室性期外収縮のリズム不整の特徴は、 「脈が一つ抜けたように感じる」と講義でお伝えしております。
これは、刺激伝導系から逸脱して心室から早期収縮を起こすことにより、 心臓から十分に血液が送り出せていない状況を示しています。
この場合、心臓の収縮は働いているので、心拍数はカウントされていますが、 脈拍数は拍動を触知することは出来ませんので、カウントされません。
(一般社団法人 日本離床研究会HPより https://www.rishou.org/activity/rishouqanda/rishouqanda_shinpaku_myakuhaku/)
ストレス時の脈拍(心拍)数
イライラしている時って心臓がドキドキしてきますが、今まではなんとなく感じてただけした。
が、パルセンスでふと心拍数を見るとこんなことに!
心拍数が上がっている自覚はあったけどこんなに上がっているとは思わなかった!
脂肪燃焼モードになるくらいまで最大心拍数が上昇
朝起きてあまり時間が立ってないのにこんなに上昇しているって余程イライラしていたんだろうか・・。
運動時の脈拍(心拍)数
ストレス時の心拍数が異常だなと思うのは、通常私がトレーニングしている時の心拍数はこのくらいだからです。
最大心拍数は運動している時とほとんど変わらない・・。
運動時とストレス時の違い
同じように心拍数が上がっていても運動時とストレスを感じている時はまるで違います。
一番大きな違いは心肺機能が上がるような筋肉運動をしているかいないか。
つまり、運動しているときは体を動かし筋肉を鍛えながら、酸素を取り込みために心拍数が上がる。
ストレス時はそれがないのに心拍数が上がる。
運動したあとはスッキリした疲れになるけど、ストレス時はただ疲弊するだけ。
肉体もメンタルもプラスなものが一つもないです。
緊張などのストレスの場合
嫌な気持ちになるストレスとはまた少し違う緊張によるストレス。
例えば人前で話すとか、面接を受けるとか、初めてイベントを運営する時などにも心拍数は上がります。
参考までに私が企業のイベントを請け負った際、イベント当日の心拍数がこちら
ほぼ一日中興奮しまくってる笑
こういう緊張によるストレスも通常のストレスと同じように肉体面を鍛えずに心拍数を上げているのと同じですが、
実行したあとに残る達成感や自信がついた感覚が残るのでメンタルはプラスと言えるかなと思います。
失敗したりすると落ち込むときもあるけど、何かしらチャレンジしたことへのやりきった感は残ると思うので、やはり通常のストレスとは少し違うかと。
逆に言えば「うまくいくかなぁ」という緊張によるストレスを感じた時は、それを実行したあと「やりきったんだ!」と自信を持つ方がいいですね。
ダメだった…と思うだけではただのストレス同様に無駄に体を痛めつけて終わるだけなので。
ストレスによる脈拍(心拍)数上昇の解消法
考えないことが一番だけどそれは本当に難しい。
オススメの方法は、イライラしている時または帰宅後にすぐに体を横にする仰向けになって全身の力を緩めるだけでも違います。
できれば背中にピラティスボールまたはタオルを入れて胸を開く形になるのがベストです。
こんな感じ。
胸を開くことはマイナスの感情を作りにくくなるんです。
落ち込んだりイライラしたときって体が丸まって顔は下を向いたりしてないですか?
逆に言えば顔を上げて胸を開いた状態で、「あいつムカつくな」と思い続けるのは難しいと思う。
何かに怒りを感じたり不安になったりして心拍数か上昇するのを感じたら、この体勢、ぜひやってみて下さい!
椅子の背もたれにもたれかかるようにして首を後ろに傾けたり肩や胸を開くのもオススメですよ!
まとめ
ストレスだなぁ・・と思った時って意外と心拍数は上昇しているので、この小さな積み重ねを放置してしまうと体を破壊していくことになると思います。
運動はスッキリするけどストレスは体を傷めつけるだけ。
日頃からなるべく気を付けておくのがいいと思います。