体のこと

ヤセない理由

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仕事を通して、年代も体型も様々なお客さんの話を聞いたりしますが、”やせるためには何をしたらよいか”というのは本当に個体差が大きいのだなとつくづく感じます。

ヤセるための絶対的な方法は無いというのが、相変わらず、わたしの意見です。

ですが、”コレで絶対、ヤセる”とは言えないけど、「”これだけ”ではヤセることはできない」というのはなんとなく言える気がしてきました。

 

①時間の短い筋トレは引き締まる、が、劇的にはヤセない

筋トレをして筋肉をつければ脂肪が燃焼される、というのは間違っていないと思うけど正しくもないと思います。

全く運動していなかった人が筋トレをしたら、ある程度の筋肉がつけば多少は体重は減るし、見た目も引き締まってきます。

「ある程度の筋肉」というのは、1週間に1回、5種類くらいの筋トレを組み合わあせて30~40分くらいのトレーニング、それを2,3ヶ月継続してできるレベルです。

これをすれば、見た目を引き締めるという意味ではダイエットになると思う。体重にしたら、1,2キロは変わる可能性がある。

 

けれど、劇的に体重を落としたい場合には筋肉の持久力(筋持久力)を鍛えるようなトレーニングが必要だと思います。

「筋肉の持久力を鍛える」というのは、同じ動作を疲労せずに繰り返し動かし続ける力です。具体的には、素早い動きで最大のウェイトをかけるトレーニングではなく、ゆっくり長く筋肉を動かすトレーニング。使う力の割合は最大筋力(目一杯使う力)の3,40%くらいで動かします。

たとえば、腹筋や背筋をするときに、ゆっくり動くとかなり筋肉が痛くて苦しいはず。

それを、最初はゆっくり続けて2,3回しかできなくても、継続していけば5回、10回とできるようになります。

 

②心肺機能を高めるようなトレーニングがないとヤセづらい

心肺機能を高めるような運動がないと、脂肪を燃焼させてしっかり体重を落とすのは難しいと思います。一概にはいえないけど、4,5キロくらい体重を落としたいなら、筋持久力の他に心肺機能を上げる動きが必要だと思います。

「心肺機能を高める」というのは、具体的には、息が苦しくなるような、心臓がバクバクする動き。一番イメージしやすいのは、マラソン。あるいはダンスでもOK。

マラソンやダンスは①で書いた、筋肉を動かし続ける動きでもあります。

筋持久力を鍛えつつ、体に多くの酸素を取り込んで血流をよくする、新陳代謝を上げる、肺活量をアップするような、心肺機能の向上を目指すトレーニングがないと、劇的に「体重が落ちた」「周りからヤセたね、と言われる」レベルには到達しないのでは、と、これまでの経験から感じています。

 

ちなみに、マラソンでもダンスでも、”しっかり正しいフォーム”を意識しながらやるのが効果的です。

特に、個人的にはダンスがおすすめ。なぜなら、ダンスは動き続ける苦しさに加えて、足先や指先にも気を遣うことで細かい筋肉までしっかり動かせるからです。

ダンスをしたことのある人なら分かるかもしれませんが、ただ振り付けどおり踊るのと、指先やつま先、顔の向き、肩の位置、などめちゃくちゃ細かいところまで意識して踊るのとでは、疲れ方が全く違ってきます。

細かいところまで意識するほうが、当然苦しい。苦しいけれど、どうせやるなら、そこまでやるほうが頭も使ってエネルギーを消費するし、何より美しいラインになれると思います。

 

マラソンが好きな方は、むやみに長く早く走るのではなく、フォームを意識しながら走ると、ムダな力が入らないので体のラインもキレイに締まると思います。

 

③筋肉や脂肪が硬いままだとヤセづらい

筋肉や脂肪が、硬い状態のままだとどんなに激しいトレーニングをしても、ヤセづらいんだなーと感じています。

「筋肉や脂肪が硬い」というのは、たとえば、脚の太ももやふくらはぎがパツンパツンに張っているような状態。とくに、脚全体が張っているひとは、むくみが一緒になって硬い脂肪になっているように感じます。

「硬い」の感覚ですが、指で押して「むにっ」とする弾力を感じなければ、おそらく「硬い」と言っていいと思います。

この状態でトレーニングした場合には、体重は落ちたとしても、硬く張った部分はあまり変わらないように思われます。

 

肉そのものが硬い状態のひとは、まずは地味だけど”もみほぐし”と”ストレッチ”をおすすめします。あと、「乾燥」を防ぐのも効果的です。

以前エステをされている方に「乾燥肌は肉を硬くしやすい」というのを聞きました。なぜなのか、という肝心の部分を忘れてしまって、いまいろいろ調べているところですみませんが、わたし自身、ひどい乾燥肌&脚の張りが半端なかった経験があるので、これは、あながち間違いではないと思っています。

もし、手っ取り早く「肉を柔らかくしたい」というのであれば、エステが一番効果的だと思います。費用はかかりますが。

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ということで、これまでの経験で感じていることを書いてみました。

ちなみにこちらの記事の最後でも書いているのですが、もし、運動やトレーニングに対して何かアドバイスが欲しいな・・という方はこちらからご連絡いただけたらと思います。

お伝えできることは、

  • 目的に対してどのようなトレーニングするのが良いのか
  • 体のクセを見て日頃の体の動かし方やトレーニングをするときに、何に気をつけたらよいか

です。

ダイエット相談窓口

興味のある方はぜひ一度ご来店下さい!

 

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(旧HNはモルト) 会社員を経て2016年より独立。エアリアルフィットネススタジオWeBA(ウィーバ)を運営。 これまで経験したこと、起業にまつわるアレコレ、日々の仕事、趣味など発信していきます。ブログについてはこちら