問い合わせをいただけると、基本は嬉しい。
けど、どこまで対応するかというのはわり線引きが難しいと思うこの頃です。
ありがたいことに、イベントに関する問い合わせや研修に関する問い合わせをポツポツ企業からいただくことが何度かありましたが
その度に「あー、また『問い合わせ止まり』なのかな・・」と思うことが多いです。
受注前の問い合わせにどこまで対応するか、工数が掛かりそうな見積もりや雑多なやり取りをどこまでやるか、
とくに正解はないけれど自分が感じたことを書いてみます。
受注につながるかもという期待、つい、がんばってしまう
創業して間もなくて、売上がなかなか思うように伸びなくて・・そんな中でいただく問い合わせはついつい期待しがちです。
先方も、はっきりとした発注ができるわけではないけれど「問い合わせないことには何も決まらない」そういう状況で問い合わせてくることが多いです。
自社で誰にでも提供しているスタンダートなサービスの問い合わせなら、内容や金額について返信・返答するだけで足りますが、企業案件は割と「こういうことってできますか?」みたいな問い合わせが多いです。
そうすると、見積もりを考えるにしてもこちら側で企画から考えなければならなかったり、自社でリソースが足りない場合は応援を要するので協力者に問い合わせをしたり・・割と工数も労力も取られます。
正式に仕事につながるかどうかは分からない・・けど、やっぱり期待してがんばってしまいます。
「また連絡します」は、ほぼ連絡がこない
それなりに時間を割いて簡単な企画書を作ったり、見積もりを作って問い合わせ相手に送る。
しかし、その後仕事につながる確率はいまのところわたしの経験では少ない、ほぼ無いに近い。
「また連絡させていただきます」と口調や返信は丁寧でもその後に連絡が来たためしは無い。
先方によっては、こちらからの情報を受け取るだけ受け取って「受領しました」という返信すらないこともあります。
仕事にならなくてもいいか、と思える範囲で対応
自営業者はやることがたくさんあるし、一日に集中できる時間も限られているので「くっそ時間を無駄にしたぜ・・」とどうしても思ってしまう。
最近は慣れてきましたが、今後、同様の問い合わせがあったときにどこまで対応するかは決めておいたほうがいいなと思うようになりました。
こちらがアレコレ懇切丁寧に対応していると「こういう場合はどうですか」「こういうことできますか」とかなりの数の質問を投げかけてくる人もいます。
そうしたときに、すぐ答えられるとしても友達と会話しているわけではないのでメール一つとってもそれなりに時間を取られるわけです。
私が一つ基準にしているのは「仕事にならなくてもいい」と許容できる範囲です。
具体的には、問い合わせに対する回答の準備に2日以上はかけない。
そのレベルで返答できることしか返さない。
もしそれ以上突っ込まれる場合は、少なくとも先方の予算感は確認してそれからどうするか判断します。
問い合わせ対応は営業活動でもあるので、つい、がんばってしまいがちなのでホント難しいです。
これも徐々に慣れていくしかないですね。