こんにちは、モルトです。
スタジオをオープンしてから2ヶ月が過ぎ・・日々、集客に悩んでいます。
まぁ、この課題は今後ずっと続く課題なので、解決する日はないけどね。
で、最近取り組み始めたポスティングについて、発見があったので、今日はそれについて書きます。
チラシをやろうと思った理由
そもそもチラシの効果、反応率っていいのかな?と、当初は疑問でした。
ネットで調べてみると「〇万部出しても反応ゼロ」「反応率は0.001%」とか出ているし、自分が住んでるマンションのポスト脇にあるゴミ箱はこんな状態ですし。パッと見て、たいていすぐ捨ててるし。
でも、下記の理由からやることにしました。
①SNSを使わない人にアプローチしたいが、大きな媒体(webメディア・駅広告等)に出せるほどの予算はない
②テレビ通販をやっていた知人や、主婦をターゲットにした商材を扱うプロモーションをしていた知り合いから「チラシ」は欠かせない、という話をよく聞いた
①は、私自身、今の仕事を始めるまでフェイスブックもツィッターもやらない人だったので、情報源は自分で気になったことを検索する。受動的には、ネットニュースかテレビか雑誌、交通広告という人でした。
しかし、そういうところにお金をつぎ込めるほどの余裕は当然無く・・でも絶対、FBやっていない人もいるので、そういう人にアプローチしたい!と思いました。
②は、子供が小さい主婦は特に、だそうですが、スマホなどの広告やDMよりも手に取ってパッと見れるチラシの方が効果が高いと複数の方から聞きました。
ということで、チラシをやることに。
折込チラシの部数、効果
最初の取り組みはオープンに際してのチラシでした。
単純なポスティングチラシでは、見てもらえないだろうな・・と思ったので、都内で定期的に配布されているフリーペーパーに、折込チラシで3回出稿しました。
なぜ、そのフリーペーパーを選んだのか、は、自分がたまに読むこともあるから。聞ける範囲で知人に聞いてみたら、知っている人が多かったから、という理由です。
媒体選びは、本当はいろいろ検討したほうがいいのかもしれませんが、どんなに調査してもやってみなければ結果は分からないし、調べるだけ時間のムダ。ということで、自分基準でまずはやってみることに。
・出稿内容(1回目)オープン1週間前に配布
12,000部、スタジオから3〜4km圏内、戸建て・マンションランダム
費用:約8万円(出稿料/印刷料金/チラシ送付費用)
・出稿内容(2回目)オープン直後に配布
9,000部、スタジオから3〜4km圏内、戸建て・マンションランダム
費用:約6万円(出稿料/印刷料金/チラシ送付費用)
・出稿内容(3回目)オープン3週間後に配布
11,000部、スタジオから3〜4km圏内、戸建て・マンションランダム
費用:約7万円(出稿料/印刷料金/チラシ送付費用)
出稿枠料金以外に、折込チラシの印刷・送付費用も結構かかるので、毎月やるのは予算的に厳しく、3回で一旦止めました。
チラシを見て電話または来店してくれた人は、1回目3人、2回目0人、3回目は1人。電話や来店しないまでも、見てくれた人はいると思うので、まぁ結果は仕方なしかな。
無い袖は振れない、ならば自分でやるしかない
折込チラシは予算的に厳しい。けど、8月のお盆企画の親子ワークショップを前に、告知方法はweb以外にも増やしたい。
ということで、もうお金かけられないなら自分でやるしかないと思い、いざ、自分でポスティングに向かうも、心臓バクバク、どぎまぎ。
完全にビビッてました。よそ様のお家のポストに、郵便でもない相手にとって迷惑になるであろうものをぶち込むのって勇気いるなーと。
心拍計もまさかの、トレーニングモード。どんだけビビッてんの!
あと、集合住宅のポストは比較的入れやすいポストですが、戸建てのポストは、構造がパッと見、わからないものもあり、これまたどぎまぎの要因。
下手にガチャガチャしたら壊しかねないし、焦る焦る。
↓こういうのとか、どこが開くのか最初は分からずアタフタ。
5〜6軒入れると心も落ち着いてきました。で、改めて気づく。
「このチラシをちゃんと読んでもらいたい!」
当たり前なのですが、チラシを作ってるときも当然、そういう思いで作っていました。
でも、いざ、ポストを前にすると、「これでは読んでもらえない」という欠点にすぐ気づきました。
さらに、このチラシを見て「来店してもらうのが目的であって、数を捌くことではない」ということにも今さらのように、実感しました。
読んでもらうためには「いかにもチラシ」要素を減らす
自分がポストからチラシを取ってすぐ捨てるときの心理を考えた時、「いかにもチラシだな」と分かるもの、「自分には関係ない分野」のものは見ることなく捨てます。
「自分に関係ない分野」をこちらでコントロールするのは難しいけど、「いかにもチラシ」の見た目は工夫で、なんとかできる。
ということで、世の中にあふれているフリーペーパーを参考に、すぐにゴミ箱行きにならないような内容に変更しました。
といっても、親子エアリアルワークショップのチラシは作り直す時間はなかったのでやむなしでそのままポスティングを続け、スタジオに興味を持ってもらえるチラシを新たにすぐに作成しました。
チラシの内容はどこにポスティングをするのかも同時に考える必要がありました。冒頭で書いた知人からの話、「主婦層ならチラシを見る習慣がある」と思ったので、女性が興味を引きそうな内容にしました。
具体的にはこんな感じに。
中身は簡単に読める内容にしています。
ポスティング先の選定
では、実際のポスティングでは、何を基準にしたかというと・・
- 基本は戸建、マンションに投函するなら全部ではなく、ランダムに
- 築10年以内っぽい
- ポスティングしづらい郵便受け
- ママチャリや外に置いてある傘を見て、女性や子供がいそうな様子がある
というのを軸にしました。泥棒さんのマーケティングっぽい?笑
戸建てとマンションの違い
基本、戸建てをメインにしたのは、なんとなく戸建てに住んでいる人の方が家にいる滞在時間が長そう・・という単純な憶測です。
マンション暮らしの人は、仕事が忙しくて寝に帰るだけの人もいるだろうし、何よりもマンションのポストは投函しやすいので、業者ポスティングのチラシに紛れて読まれない可能性が高いだろうと。
マンションの場合は、郵便受けの隣にゴミ箱が用意されていて、捨てられる可能性を考えれば、全部に配らなくても捨てられたものを目にする人も必ずいます。気になれば拾うでしょうから、チラシもタダではないので小さなことも工夫次第で節約です。
「チラシ投函不要」ポストには決して入れない
なお、戸建て・マンション問わず「チラシ投函お断り」と書いてあるポストには入れていません。嫌だと言っているのに、無理やり入れても相手の感情を悪くするだけ。自分の脚をわざわざ使って悪い印象を植え付ける必要はありません。チラシも数円とはいえ、相手に良い印象に残らないのであればもったいないです。
「もしかしたら読んでくれるかも・・」みたいな淡い望みは捨てましょう。
効率を求めるなら業者ポスティングの方が絶対良い
セルフポスティングの大変なところは、自分の脚を使うから体力消耗というのもありますが、それ以上に、効率は間違いなく悪いです。
往復の通勤の際に途中下車して徒歩でポスティングしていますが、1時間に配れるのはせいぜい100部前後くらい。雨が降ったりすると、傘を持ちながらのポスティングはしづらい、チラシもクチャクチャに汚くなるので雨の日はやりません。
効果は、500部配布してホームページへのアクセスが30件前後、電話による問い合わせが1件でした。これは業者ポスティングより全然良い!
ホームページへのアクセスがなぜ分かるのかは、チラシにちょっとした工夫をしました。それはまたの機会に書きます。
私の場合は、反応率としての効果は業者ポスティングよりも良かったのですが、やはり目的が何かによって変わるはず。
食品とか日用雑貨の商品を購入してもらいたい、とかなら、全体の母数を上げられる業者ポスティングの方が全然良いです。チェーン店の居酒屋や同じ系列の店舗が多数あるようなフィットネスやヨガスタジオも同様かと。
ただし、業者ポスティングは数を捌く目的が優先するので、入れやすいポストに入れている、と思ったほうがいいです。つまり、業者ポスティングでチラシを出す場合は、ターゲットは考えても意味がない、くらいに考えておきましょう。
まとめ
- セルフポスティングが向いている業種・商材かを考えて選定したほうがいい
- 予算に余裕があり、幅広いターゲットを想定しているなら業者ポスティングが絶対良い
- マーケティングを兼ねて、何か得たいというのであれば、自分でやるのがオススメ
ということで、最初こそナーバスになって、仕方なしに始めたポスティングですが、やってみるといろいろな発見があって、今は結構楽しんでいます。
そして、不思議といろいろなアイデアも出てきます。
今回書ききれなかったことも沢山あるので、それはまた時間があるときに書きたいと思います。
では。