こちらの記事の中段で「運動前の準備運動が足りないと体が温まってない状態なので、体に酸素をたくさん取り込めない」ということを書きました。
なぜ体が温まってないと酸素をたくさん取り込めないのか?
このことについて解説していきます。
高い心肺機能を必要とするスポーツ(マラソンやサッカー、ダンスなど)をする人はぜひ一読ください!
高いパフォーマンスを出すためには準備運動は絶対に欠かせないですよ!
準備運動をするの前の体は毛細血管が広がってない
準備運動をする前の体の状態はスポーツをしてるときと比べると筋肉は硬く、体の熱を逃がさない状態になっています。
熱を逃がさないというのは、毛細血管が細くして余分に血流を流さない状態、毛細血管は広がっていません。
この状態で急激な運動をすると、すぐに酸素を取り入れることができずに心拍数が上がって息切れします。ものすごく疲れる。
こうならないためには準備運動をして毛細血管を徐々に広げていく、そうすることで体に酸素を取り入れやすい状態になります。
筋肉のエネルギー源は何か?
ではどうして多くの酸素を体に取り入れることが必要なのでしょうか?
これは中学生の理科、生物の分野で学習したことを思い出してみましょう。
体を動かすということは筋肉や関節を動かすということです。
その筋肉を動かすエネルギー源は、酸素を使ってグリコーゲンを燃焼するときに発生するエネルギーです。
つまり、よりたくさんのエネルギーを出して筋肉を動かし続けるためには、よりたくさんの酸素を体に取り入れる必要がある。
逆にいうと、体が温まっていないと毛細血管が広がらずに筋肉を動かすエネルギー源の酸素が不足する、いわゆるスタミナ切れが早く起こります。
いかがでしたか?
スポーツをしていてスタミナ切れを早く感じる人は、ぜひ一度しっかり準備運動をしてから取り組んでみてください。きっとパフォーマンスが変わってきます!
準備運動で何をしたらわからない…と不安な方はこちらの記事の後段をご参考ください